離婚の語源は一説によると「Re:婚」であることからも分かるように、これすなわち再婚の示唆にほかならない。日本語は奥深く毛深い。毛深いといえばポメラニアンであるが、カットの仕方次第では中国製の柴犬に見えなくもない。中国の犬種であるチャウチャウは若干ブサイクなポメラニアンで押し通せる。なお、チャウチャウは食用犬である。関西人にポメラニアンの肉をチャウチャウですと言って提供した場合、「これチャウチャウちゃうやん。」と言うのだろうか。
結婚生活13年、子どもが2人いる。妻は1人だ。日本では一夫一妻制を導入しているため多彩で多才な多妻を持つと重婚罪に問われ刑罰の対象となる。一方、中国では一人っ子政策のため2人目以降は戸籍がないシャドウベイビーで溢れている。それはつまり日本でも戸籍上は赤の他人だが実質2人目の妻的シャドウワイフが存在する可能性を示唆している。あるいは日活あたりが大昔とっくに映画化しているかもしれない。陰の妻。いかにもありそうだ。月丘夢路あたりだろうか。
慰謝料が払えないため仕事を辞めて退職金を充当するという。さらに子どもが成人するまで月々の養育費が待ち受けている。13年かけて人生という航路を一周してきた彼は、負債を抱えてまた別の航路を行く。まずは中国に寄港して上海ナイトでワンナイト、土曜の土用にインド洋のインドウナギでインドア派に引導を渡したら、ペルシャ湾からドバイのヤバイ売買で倍々に増やしてからバイバイしたくても後の祭り。
40ってそういう年齢らしい。